血糖値と生活習慣 その4

■その他日常生活の注意点
食事療法、運動療法とともに次のような日常生活のポイントにも注意しましょう。

◇体重コントロール
体重が増えると、インスリンのはたらきが低下し、血糖値があがります。
減量や体重維持のため、小まめに体重を計りましょう。
記録をつけると、長期間の体重の変化や血糖コントロールの確認に役立ちます。

◇ストレス、疲れの解消
ストレスがあると、血糖値を上げるホルモンが分泌されます。
また、ストレス解消にと、つい食べ過ぎてしまったり、治療に対する意欲が低下したりすることもあります。
ライフスタイルに合った解消法をみつけましょう。

・適度な運動をする
・好きな音楽を聴く
・ゆっくりと入浴する
・睡眠をよくとる
・1人で悩まない

◇体調の管理
高血糖が続くと身体の抵抗力が低下するため、感染症にかかりやすくなります(風邪、膀胱炎、水虫など)。
また、一旦かかると悪化しやすくなりますので、体調管理には十分気をつけましょう。

◇歯のケア
高血糖が続くと、歯周病になりやすくなるため、こまめに歯磨きをしましょう。
すでに歯周病がある場合は、早めに治しましょう。

◇足のケア
糖尿病では、足のケアがとても大切です。
いつも足を清潔に保ち、毎日チェックしましょう。
①自分の足に合った靴を履こう(靴擦れに注意)。
②けが・火傷に注意
③軽症でも傷があれば受診を
④足(足の裏、指の間)を清潔に保とう
⑤水虫・魚の目・タコなどは放置せず治療を。
⑥煙草は血流を悪くするため禁煙しよう。

◇アルコールは控えめに
アルコールは、適量であればストレスを和らげますが、食べ過ぎ、飲み過ぎになりやすいので注意が必要です。
特に、血糖コントロールがうまくいっていない人、合併症・高血圧・脂質異常症などがある人は、飲酒を控えて下さい。
また、アルコールは一時的に血糖値を下げるため、低血糖に注意しましょう。
飲酒については、必ず事前に医師に相談して下さい。

◇禁煙
タバコは合併症である動脈硬化を進行させるので、禁煙しましょう。
禁煙を成功させるコツ
・ライターを持たないようにする
・飲み薬やニコチンパッチ等(一部保険適応)を利用してニコチン依存から抜け出す。
・ノンカロリーガムや酢昆布などで口寂しさを紛らせる。

■家族に協力してもらえることは?
家族に協力してもらうことで、治療をよりスムーズに無理なく続けやすくなります。
糖尿病の食事療法は、栄養バランスのととのった健康食で、病人食でも特別なものでもありません。

患者さんのために、わざわざ別に作るのではなく、家族みんなで食べると家族の健康づくりにも役立ちます。

■こんなときは?
◇病気で食事がとれないとき
糖尿病の治療中に発熱、嘔吐や下痢などで食事をとれないとき(シックデイ)は、できるだけ水分を補給し、おかゆ、ジュースなどの消化の良いものをとりましょう。
また、勝手にお薬を中止すると危険です。
早めに主治医に連絡し、指示を受けましょう。

◇食べ過ぎた時
食べ過ぎてしまったときは、翌日の食事量を少し控えるなど調節して下さい。
外食などで量が多いと感じたら、勇気を出して断ったり、一部を残しましょう。

◇旅行に行くとき
血糖コントロールがうまくいっていれば、旅行を楽しむことができます。
必ず主治医の指導を受けたうえで、準備をしてください。

食事
旅行中は、食べ過ぎになりがちなので、食事の一部を残すなど工夫しましょう。
また、食事の時間が不規則になるときは低血糖に注意し、捕食(ビスケットなど)をとるなどしましょう。
お薬
使用中のお薬とブドウ糖は身近なバッグに入れて必ず持ち歩きましょう。
お薬を飲むタイミングがずれると低血糖がおこることがあります。
十分に気をつけましょう。

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