はやり目とは

はやり目とは・・・

はやり目は、白目の表面とまぶたの裏側をおおっている結膜にウイルスが感染して起こるウイルス性結膜炎に付けられた浴名です。
流行性角結膜炎や咽頭結膜熱、急性出血性結膜炎などがその代表例です。

はやり目
はやり目

結膜は、ウイルスなどの病原体が目に侵入するのを防いでいますが、ひとたびウイルスに感染すると白目の充血、まぶたのはれ、目やにや涙が多く出る、目がゴロゴロするなどの結膜炎の症状があらわれます。

はやり目を起こすウイルスは非常に伝染力が強く、感染した人の手、目やにや涙のついたタオル、ハンカチなどから次々とうつります。
特に夏場、家庭や学校、職場などでしばしば流行しますので、はやり目にかからないように正しい知識を持つことが必要です。

はやり目の種類と症状
流行性角結膜炎
ウイルスが感染して7~14日間の潜伏期間の後に発症します。
はやり目の代表格で、結膜炎の症状と共に結膜にぶつぶつ(ろ胞)ができ、耳の前のリンパ筋が腫れて押すと痛みます。
リンパ節の腫れは結膜炎がおさまるとなくなります。

咽頭結膜熱
ウイルスが感染して5~6日間の潜伏期の後に発症します。
小児に多く、結膜炎の症状と共にのどが痛み、39~40℃の熱が出ます。
プールで流行することからプール熱とも呼ばれます。

急性出血性結膜炎
ウイルスが感染して1~2日間の潜伏期の後に急激に発症します。
成人に多く、結膜炎の症状と共に白目の血管が破れて出血します。
出血は徐々に吸収されてなくなりますので心配いりません。

●結膜炎の主な症状
・白目が充血する
・まぶたがはれる
・目やにや涙が多く出る
・目がゴロゴロする

*潜伏期とはウイルスが感染してから症状があらわれるまでの期間をいいます。
潜伏期の長さはウイルスの種類によってさまざまです。

はやり目の治療
残念ながら、はやり目のウイルスに対する特効薬はありません。
ウイルスの感染で抵抗力が落ちた目に他の病原菌が感染することがありますので、抗生物質の点眼薬を使って感染を予防します。

また、結膜炎の症状を和らげるために、副腎皮質ステロイドの点眼薬を使うこともあります。
ウイルスは患者さん自身の免疫力で次第に消えて10日間位で症状が軽くなってきます。

症状が軽くなってもウイルスがまだ残っていますので、医師の指示に従って治療を続けて下さい。
はやり目の合併症
症状が軽くなった頃、黒めに多くの白い濁りがあらわれることがあります。
これは点状上皮下角膜混濁といって、治療には副腎皮質ステロイドの点眼薬を使います。

症状が軽くなったからといってここで治療を怠ると、濁りが残って視力が落ちてしまいますので油断は禁物です。
医師の指示に従って治療を続けて下さい。

家庭でのはやり目の予防法
はやり目を予防するための注意点を下記に示します。
よく守ってはやり目の流行を防ぎましょう。

患者さん自身が注意すること
その一 手を流水、石鹸でよく洗う。
その二 手で直接目をさわったり、こすったりしない。
その三 医師の許可が得られるまでお風呂は控え、シャワーの時は直接目にかからないようにする。
その四 点眼薬は医師の指示にしたがって正しくさす。
その五 医師の許可が得られるまで学校や職場を休む。プールにも入らない。

患者さんの家族が注意すること
その一 タオル、洗面器などは別々のものを使い、患者さんが使った後は煮沸消毒する。
その二 患者さんが一度使った点眼薬を借りたりもらったりしない。
ところで話は変わりますが、最近、高齢者の間でサックスを習い始める人が増えているそうです。
サックスなら耳がしっかりしていれば目は関係なさそうです。
でもサックス教本を読む時には、目がしっかりしていないといけません。
ということは、結局は目を大事にしなくてはいけないということですね。

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